持病のわたしと気ままなネコ

リウマチな人間と保護猫の何気ない生活日記

リウマチによる指の変形

リウマチにより指の変形をした方を見たことはありますか?

私は、大学生のころ一番初めに変形したのが右手の中指でした。変形の種類にはいくつかあるようで、私の場合は「ボタンホール変形」と呼ばれる第二関節の炎症により起こる変形のようです。現在、右手の親指以外は変形し、写真のようになっています。

(お見せするのもお恥ずかしいのですが…。)

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19歳のころから、この変形とは長い付き合いです。リウマチが治らないのであれば、炎症を抑える以外に曲がっていくのは止められない、こりゃしょうがない。と、長年そう思い込んでいた私に「馬鹿か!」と、今なら叫びたい気分です。実は、あったんです!変形しないように、曲がらないように対策できる指の装具が!!!

もちろん、絶対曲がらないとは言えないです。同じリウマチでも、進行が早い人もいるし、炎症が強い人もいる、そして私のように変動性が高い人もいる。ただ、手段があるということを知ってほしいと思うので、今回、私の知りうる2種類の装具を案内します。

(指の装具その1)

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こちらのリング型は、病院で装具専門の方がサイズを測り、私の指に合わせて作っていただいたある意味、特注品。金額は24,000円ほどかかりました。前方には曲がらないため、文字を書くときやお箸を持つ時などは外したりしていました。見た目はスタイリッシュで指輪に近い感覚。あまり装具だと思われたくない方にもお勧めです。

(指の装具その2)

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こちらは、先ほどのリング型よりも固定感は強いです。ただ手前のプレートに厚みがあるため、慣れるまでは違和感があるかもしれません。こちらは、リウマチの病院ではなく、整形外科で相談したときに支給されたものです。料金については少し記憶が曖昧で、もしかしたら医療費の請求に含まれていた可能性もあるため、現在通われている病院で料金も含めてご相談ください。

とにかく私が言えることは、指の変形が始まったばかりの方は、早々に装着したほうがいいということ!!!

 

私が、装具について知ったのは、30歳のころ。沖縄に帰ってきて通院し始めた病院で、指の手術について相談したことがキッカケでした。

私「先生、指の手術ってあるの?」

先生「ありますよ。ただ指伸筋腱の場合、術後、曲がった状態に戻る可能性があるよ。」

私「そっか~薬指が変形しそうなので気になってて」

先生「装具つけてみる?」

私「え?(装具?)」

んな、馬鹿な。今まで相談した病院では、装具の話しなんてされたことがない。情報化社会の中で、一人取り残されたような気分でした。調べれば良かった、セカンドオピニオン検討しても良かったかも、色々な思いがめぐりましたが、時間が経つにつれ怒りが強くなることもありました。教えなかった病院が悪いのか、自分が無知なことが悪いのか、今は後者だと考え、動くようにしています。

最近では、リウマチかもしれない、または、リウマチになったという人から相談を受けることも増えました。私自身には活かせなかった情報が、誰かの身になればいいなと思う今日この頃ー。小さな装具ですが、この情報もいつか必要な方に届きますようにと、願うばかりです。