持病のわたしと気ままなネコ

リウマチな人間と保護猫の何気ない生活日記

リウマトレックス(メトトレキサート)という薬

皆さんは、病院で処方されたお薬をそのまま飲んでいませんか?

「風邪に効く咳止めを処方しますね。」

「アレルギー用の薬を出しておきますね。」

食べる物にはこだわっている方でも、処方された薬は何も考えずに飲んでいるというのがほとんどだと思います。そう、私もTheそのまま飲むタイプでした。ただ、処方されている薬による副作用がどんなものか知った時、悲しくなったこと覚えています。

関節リウマチになってから、変形や痛みが強かった私は、リウマトレックス(メトトレキサート)という薬を、当時、決められたいた最大量で処方されていました。炎症を抑える薬だと聞いていたため、言われるがまま飲んでいましたが、飲んだ後のムカムカ感や吐き気が酷く、先生に薬を変更してほしいとお願いしたことも。今でもそれは同じで、いつ飲んでも吐き気がします。

この吐き気の理由に納得したのは、処方されてから16年後のことでした。ふとした瞬間に主治医に言われたんです。

抗がん剤と同じ成分だからね。」

私は、知らない間に抗がん剤を服用していたんです。 なぜ、リウマチで抗がん剤? と検索したところ、リウマチの炎症に関係している細胞の働きや増殖を抑えることで、炎症によって起こる関節の腫れや痛みの症状を改善するのだそうです。

参考:抗癌剤がなぜリウマチに?メトトレキサートの薬理作用の認識不足

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もう一つ、先生から聞いてショックだったことは、リウマトレックスは、催奇形性といった妊娠中に服用すると胎児に奇形が起こる危険性があるということ。もちろん、ほかのお薬にも、そのリスクがあることは承知してますが、事前に知るのと、後から知るのとでは、ショックの度合いが違います。

 

最近リウマチになった知り合いが、同じリウマトレックスを処方されたことを聞きました。この情報については、主治医から話しがあったそうです。時代がそうだったのか、先生も人ですから、処方箋の詳細を教えてくれるかはわからないものです。当時、私に処方を開始した先生からは説明はなく、その後の主治医は、たぶん知っているだろうと考え、あえて話すことはありませんでした。

 

この経験から、薬を処方されたときは

  • どんな薬なのか
  • なぜ飲むのか
  • 副作用はあるのか
  • どのタイミングでやめることができるのか
  • 費用はどれくらいなのか

確認するようになりました。今回、題材にあげたリウマトレックスは、残念ながら今でも飲み続けています。私のリウマチは変動性が高く、すぐに炎症が起きてしまうため、骨の破壊をとめるためにも必要となるようです。長く付き合う病気だからこそ、薬を上手に使い、痛みのない生活を過ごしたい(過ごしてほしい)、そう思っています。