知らなかった猫の口内炎
4にゃんずの中で、野良猫歴10年ほどの白猫がいる。この子は、2年前から口内炎と闘っていて、ご飯を食べるのも苦しそうな時がありました。
猫の口内炎の知識がなかった私は、先生から『口内炎が酷いですね』と言われ、薬を飲めば治る病気なんだと思ってました。しかし、調べれば調べるほど、口悪く言えば"致命的"だということを知り、とてもショックを受けたのを覚えています。
白猫の名前は『みぃみぃ』。私が保護した初めての猫。こんな異変を感じました。
- ドライフードをあまり食べない
- 吐き気がある
- 鼻づまりがある
猫風邪を疑って病院に連れていき、先生も猫風邪の薬を処方してくれました。それから通院していたのですが、5ヶ月後"口内炎"であることを知らされました。その時、先生は悪化してますねと一言。通院していた病院は、最近頻繁に先生が辞めたりで、主治医が定まらなかったのですが、
先生『前回先生見落としたのかなぁ?』
先生『結果酷いねー』
先生『うーん前で気づいてたらねー』
私 『…』
前々回はお前が診察しただろうが!
と心の中で叫びました。
ここから口内炎との闘いがスタートです。どうにか治る方法はないかと調べ、動物にも漢方療法があることや(現在勉強中)、オーラルケアなどのサプリで落ち着く可能性があることや抜歯により改善することを知りました。(残念ながらみぃみぃは、保護した時から歯が1本しかないため、抜歯での治療はできず。)
今は薬で調子は良さそうですが、口内炎が治ったわけではなく、病気について無知だったこと、そして今後を想像すると悔しくてたまりません。
自分自身の行動を責めることのほうが強いのですが、今回のことで動物病院の先生にお願いしたいこたは、可能性のある病気は些細なことでも教えてほしいということ。
ご飯が食べづらそうだということは伝えていたので、口内や喉の病気の可能性を伝えていてほしかったです。また、口内炎になってから2年ほど経ちますが、今になってサプリメントをすすめられました。(すでに飲ませてましたが。。。。)
ただ、誰を責めたところで、猫が一番ツラいことには変わらないですね。人間のことも猫のことも自分で情報を得る時代。やれるこたはやろうと、そう思い返した1日でした。
気ままネコ、我が家の4にゃんず
私がSNSを始めたのは3年前。猫好きの方のSNSを覗くと、世の中の言葉(表現)というのは面白い!!と、感心させられます。「〇〇にゃんず」も、その一つ。4匹の猫っていうところを、4にゃんず!匹よりも断然親しみやすい。
そして何より、我が家の猫の投稿に「眠たいニャン♪」と猫の気持ちになってコメントをくれる面白さ!猫好き、恐るべし!(当初は、なんと返事をしたらいいのかセンスがなさ過ぎて悩みましたw)
今では、私のSNSも猫の投稿ばかり。毎日、撮り鉄のように連写しまくっています。猫と生活するようになってから感じたことは、
とても癒される(*´-`)
ということ、そして、
思っているより費用がかかる
ということ。
命あるものと一緒に生活するということは、本当に責任がのしかかるなぁと実感。ただ、癒しがあるのも事実!時々無性に腹が立ちますが…それは、またおいおい話すとして、今回は、我が家の4にゃんずをご紹介します。
1.みぃみぃ (メス推定12歳)
うちの最年長ネコ。10歳のころに保護。歯は1本しなかく、口内炎と戦う日々。息子は「まろん」、強気で甘えん坊、何ごとにも動じない母ネコ。
2.まろん (オス推定2歳)
みぃみぃの息子。巨大なボディだが小心者。すぐ隠れるが、いつも玄関を見守る警備隊長。ご飯の時間と猫草大好き、もふもふな抱き心地。
3.きなこ (メス推定1歳)
昨年保護。さくらの姉妹。丸顔のにゃんたい猫。トイレを清潔にするのが大好きで、いつも砂をかき集めている。飼い主の服を蹴り飛ばすのが大好き。
4.さくら (メス推定1歳)
きなこの姉妹。顔が人間よりの美人猫。甘えるが、撫でるとなぜか噛む。細身で小さいが、我が家で一番、元気でやんちゃな暴れん坊。
少しずつ距離が縮まってきたが、どうなることやら。毎日、家の中はバトルロワイアル。鬼婆になり怒る私と、知らぬ顔の4にゃんず。少しずつ掲載していきます。どうぞ見守りください。
リウマトレックス(メトトレキサート)という薬
皆さんは、病院で処方されたお薬をそのまま飲んでいませんか?
「風邪に効く咳止めを処方しますね。」
「アレルギー用の薬を出しておきますね。」
食べる物にはこだわっている方でも、処方された薬は何も考えずに飲んでいるというのがほとんどだと思います。そう、私もTheそのまま飲むタイプでした。ただ、処方されている薬による副作用がどんなものか知った時、悲しくなったこと覚えています。
関節リウマチになってから、変形や痛みが強かった私は、リウマトレックス(メトトレキサート)という薬を、当時、決められたいた最大量で処方されていました。炎症を抑える薬だと聞いていたため、言われるがまま飲んでいましたが、飲んだ後のムカムカ感や吐き気が酷く、先生に薬を変更してほしいとお願いしたことも。今でもそれは同じで、いつ飲んでも吐き気がします。
この吐き気の理由に納得したのは、処方されてから16年後のことでした。ふとした瞬間に主治医に言われたんです。
「抗がん剤と同じ成分だからね。」
私は、知らない間に抗がん剤を服用していたんです。 なぜ、リウマチで抗がん剤? と検索したところ、リウマチの炎症に関係している細胞の働きや増殖を抑えることで、炎症によって起こる関節の腫れや痛みの症状を改善するのだそうです。
(参考:抗癌剤がなぜリウマチに?メトトレキサートの薬理作用の認識不足)
もう一つ、先生から聞いてショックだったことは、リウマトレックスは、催奇形性といった妊娠中に服用すると胎児に奇形が起こる危険性があるということ。もちろん、ほかのお薬にも、そのリスクがあることは承知してますが、事前に知るのと、後から知るのとでは、ショックの度合いが違います。
最近リウマチになった知り合いが、同じリウマトレックスを処方されたことを聞きました。この情報については、主治医から話しがあったそうです。時代がそうだったのか、先生も人ですから、処方箋の詳細を教えてくれるかはわからないものです。当時、私に処方を開始した先生からは説明はなく、その後の主治医は、たぶん知っているだろうと考え、あえて話すことはありませんでした。
この経験から、薬を処方されたときは
- どんな薬なのか
- なぜ飲むのか
- 副作用はあるのか
- どのタイミングでやめることができるのか
- 費用はどれくらいなのか
確認するようになりました。今回、題材にあげたリウマトレックスは、残念ながら今でも飲み続けています。私のリウマチは変動性が高く、すぐに炎症が起きてしまうため、骨の破壊をとめるためにも必要となるようです。長く付き合う病気だからこそ、薬を上手に使い、痛みのない生活を過ごしたい(過ごしてほしい)、そう思っています。
リウマチによる指の変形
リウマチにより指の変形をした方を見たことはありますか?
私は、大学生のころ一番初めに変形したのが右手の中指でした。変形の種類にはいくつかあるようで、私の場合は「ボタンホール変形」と呼ばれる第二関節の炎症により起こる変形のようです。現在、右手の親指以外は変形し、写真のようになっています。
(お見せするのもお恥ずかしいのですが…。)
19歳のころから、この変形とは長い付き合いです。リウマチが治らないのであれば、炎症を抑える以外に曲がっていくのは止められない、こりゃしょうがない。と、長年そう思い込んでいた私に「馬鹿か!」と、今なら叫びたい気分です。実は、あったんです!変形しないように、曲がらないように対策できる指の装具が!!!
もちろん、絶対曲がらないとは言えないです。同じリウマチでも、進行が早い人もいるし、炎症が強い人もいる、そして私のように変動性が高い人もいる。ただ、手段があるということを知ってほしいと思うので、今回、私の知りうる2種類の装具を案内します。
(指の装具その1)
こちらのリング型は、病院で装具専門の方がサイズを測り、私の指に合わせて作っていただいたある意味、特注品。金額は24,000円ほどかかりました。前方には曲がらないため、文字を書くときやお箸を持つ時などは外したりしていました。見た目はスタイリッシュで指輪に近い感覚。あまり装具だと思われたくない方にもお勧めです。
(指の装具その2)
こちらは、先ほどのリング型よりも固定感は強いです。ただ手前のプレートに厚みがあるため、慣れるまでは違和感があるかもしれません。こちらは、リウマチの病院ではなく、整形外科で相談したときに支給されたものです。料金については少し記憶が曖昧で、もしかしたら医療費の請求に含まれていた可能性もあるため、現在通われている病院で料金も含めてご相談ください。
とにかく私が言えることは、指の変形が始まったばかりの方は、早々に装着したほうがいいということ!!!
私が、装具について知ったのは、30歳のころ。沖縄に帰ってきて通院し始めた病院で、指の手術について相談したことがキッカケでした。
私「先生、指の手術ってあるの?」
先生「ありますよ。ただ指伸筋腱の場合、術後、曲がった状態に戻る可能性があるよ。」
私「そっか~薬指が変形しそうなので気になってて」
先生「装具つけてみる?」
私「え?(装具?)」
んな、馬鹿な。今まで相談した病院では、装具の話しなんてされたことがない。情報化社会の中で、一人取り残されたような気分でした。調べれば良かった、セカンドオピニオン検討しても良かったかも、色々な思いがめぐりましたが、時間が経つにつれ怒りが強くなることもありました。教えなかった病院が悪いのか、自分が無知なことが悪いのか、今は後者だと考え、動くようにしています。
最近では、リウマチかもしれない、または、リウマチになったという人から相談を受けることも増えました。私自身には活かせなかった情報が、誰かの身になればいいなと思う今日この頃ー。小さな装具ですが、この情報もいつか必要な方に届きますようにと、願うばかりです。
持病なわたしと保護猫の出会い
私が初めて、猫を保護したのは2020年の秋ごろー。
家の前のベンチで可愛がっていた野良猫が赤ちゃんを産んだのがキッカケでした。当初保護することは考えず、子育てをしてる野良猫を見守るというスタンス。しかし、瞬く間に4匹中2匹は虹の橋を渡り、1匹は別の母猫が拐ってしまったのです。(拐われた猫は後日弱った状態で発見。病院に連れて行きましたが、そのまま天国へ。
悲しさ、申し訳なさ、責任、色々な感情が私を襲い、最後の1匹だけでもと母猫も一緒に保護を決意しました。
保護は初めてな私。まずは、室内に入れるためノミ駆除をしなければと病院に連れていきました。
そこでした検査や支給された薬は、
保護するというのは、簡単に見えて気力も金もかかるなぁと実感。後日、去勢や避難手術も行い、初期費用だけでも1匹あたり3〜4万かかりました。(そのほか、別途でトイレの設置、餌代など維持費もかかります。)
余談ですが、野良猫を保護するとき、仔猫だけを保護する方が多いそうです。知っていたら、仔猫だけにしたかは不明ですが、母乳で仔猫を育だてられたことは良かったなぁと思っています。
初めて保護してわかったことは、
- 病院によっては野良猫料金で対応してくれる
- 猫の保護にはお金がかかる
- 仔猫だけを保護するという選択肢もある
野良猫(保護した猫)の場合、初診料やその後の避妊去勢が飼い猫より、少し安く対応してくれる病院があることを知りました。なので、今でも少し離れていますが、保護猫活動をされている動物病院で予防接種などを受けさせています。どこの病院を選ぶかは、診療料金や先生との相性などさまざまだと思います。せっかく保護したのだから、お互いに助け合える最強のパートナーになれるよう、日々勉強中です。飼い主と似る、ちまたで言われているこのセリフの通り、食べては寝てを繰り返し、お互いでかくなった私と猫(こんなとこ似なくてもいいのにw)。違う意味で最強になりそうだ。これからどうなるのやらー。
関節リウマチの痛みって?
ここ数年、世界が変わってしまった出来事。そう、新型コロナの大流行。
熱があるかも、風邪っぽい症状がある、だるい、もしかしたらコロナかもしれない!と思い、どんどん症状が悪化したが、結果なんでもなかった。皆さんはこんな経験はありませんか?
私も同じく、リウマチと診断されてから、私の体調は一気に悪化。全身がだるくなり、関節はこわばり、痛みが強くなっていきました。リウマチだとわかった時から、私の身体はリウマチらしい体質に早いスピードで変化していきました。ちまたで言う"引き寄せる"とは、このことかもしれません。
さて、リウマチってどんな痛みだと想像しますか?よく周りから聞かれるのですが、その度に私は
「大袈裟に言うと全身捻挫、つき指してる感じ」
と答えます。昔は表現の仕方がわからなくて困ってましたが、身近な怪我に例えたほうが伝わりやすいとわかり、我ながらいい答え見つけた‼︎と思いました。
ただ、この例えはまんざらでもなくて、特に変形が始まっている関節は腫れて痛み、炎症します。ほとんど捻挫のような症状です。ただやっかいな事に1箇所ではなく、同時に数カ所痛みがあるため、やる気がなくなっていくのです。
手の指の痛みの場合、
- 髪や身体を洗う時に力が入らない
- カバンの中身が取り出せない
- ペットボトルがあけられない
- お皿が洗えない
- 自転車のブレーキがかけられない
- 洋服を脱ぐ時指で引っ張れない
膝が痛む場合、
- ベットから起き上がれない
- 床から立てない
- 自転車がこげない
- 歩く立つがしんどい
- 正座ができない
それ以外にも、手首、足首、肘、足の指など、関節ならどこでも痛む可能性があり、日常生活ができなくなるというのは、こんなに不便でもどかしいということを実感しました。
この頃、膝の関節に変形がおき、びっこをひきながら歩いていた私。大学の友達にも気を使わせないようにと、できるだけ明るく振る舞っていました。昔から甘えるのが下手で、ツラいと正直に言えず、同級生や地元の友達、親にも頼ることをしませんでした。ただ、今思うのは、それこそがストレスをためる要因で逆効果だということ。
長くリウマチと付き合ってきた私の持論ですが、①身体の疲れや精神的な疲れ、②ホルモンバランスの乱れ(生理)など、ストレスが多くかかるとむくみや痛みが顕著にあらわれると感じています。
我慢をする、1人でなんでもやろうとする、こんなことを続けていても、疲れるだけで誰の得にもなりません。上手くリウマチと向き合っていくためにも、独りよがりにならず、心をもっとオープンにし、人を頼り、痛い時には痛いと言う!もし、当時の私のように我慢している方がいるのなら、1日でも早く自分の考え方を見直すことをオススメします。きっと自分が変われば、周りの人も環境もいい方向へ変わる、私はそう思います。
持病なわたしはどこ(何科)に行けばいいの?
だいぶ昔、私が初めて病院に行ったお話しです。
今から20年前、そして、リウマチの初期症状がでてから1年後、やっと病院にいくことを決意した私。が、今まで1人で病院に行ったことがない私にとっては一大事!どこの病院で何科に行けばいいのかわからず、一度、保健室の先生に相談に行くことに。先生には見てわかりやすい指の関節の腫れを見せ、
私 「先生、病院どこにいけばいいですか?」
先生「え~なんだろう。」
「東京みたいな寒いところ初めて?」
私 「はい、そうです。」
先生「じゃあ、しもやけかな?」
私 「...えっ?」
当時、ある意味疑うことを知らない私は、保健の先生のお言葉をうけ皮膚科へ。でもって小さな病院へ行くと「こりゃ皮膚科じゃないわ!紹介状書いてあげるから整形外科に行って!」と、なぜお前はここに来たんだ!と言わんばかりに驚かれたのを覚えています。今となっては、かなり笑える話しで、皮膚科騒動として私の記憶の中で語り継がれています。
と、話しを戻し、さっそく大きい病院の整形外科へ行った私は、血液検査とレントゲンをとり、いざ診察!しかし、血液検査結果がでる前での診察になり、この時点ではリウマチと診断されず、最終結果は1か月後の再診に持ち越しへ。この時、先生は「リウマチではないだろう」と言葉を残しています。その理由としては、①レントゲンでは骨の破壊は見受けられない、②まだ若い、とのこと。しかし、再診の際に「関節リウマチ」であると診断され、私は最終的に”膠原病・リウマチ内科”に通院することになりました。(病院によって科名は違異なると思いますが、リウマチ科というのがあるのには驚きました。)
私がこの経験から学んだことは、
- 関節の痛みは、まず整形外科にいく
- 診断までに時間がかかる可能性がある
- 若いとリウマチだと思われにくい
- リウマチ専門の科もある
私が初めて病院に行ってからリウマチと診断され、リウマチの治療に入るまでに2か月かかりました。皮膚科が少し余計でしたが(笑)。若いしリウマチではないだろうという判断からなのか、再診まで1か月、その後、リウマチ内科の予約まで1か月と時間がかかっています。(今はもっと改善されていると思います。)この頃には、私の右手人差し指と中指の第二関節は変形し、手のひら側に90度曲がっていました。大学生の私には、その変形は小さくも精神的に大きくツライものでした。
治療過程で、主治医の先生に「リウマチ患者の中には、精神的な病気になる方もいるので、気をつけてくださいね。」と言われたことがあります。当時は理解できませんでしたが、今なら少しわかります。
見た目ではわからない痛みが全身を襲い、立ち上がることができない、早く歩けない、電車で立つのがツラい、指が痛くて字が書けない、日常生活がうまく過ごせない。自分自身にも苛立ち、仕事で迷惑をかけてるとマイナス思考になる。精神的にキツイなぁと思うことが実際ありました。
だからこそ思うのは、痛みや変形が悪化する前に治療にかかれるよう、早めの病院に行くこと!リウマチの治療ができる身近な病院も増えています。考えすぎず、痛みや不調を感じたらすぐに行動をおこしてほしい、あの頃の自分にもそう言いたいものです。