持病のわたしと気ままなネコ

リウマチな人間と保護猫の何気ない生活日記

持病なわたしはどこ(何科)に行けばいいの?

だいぶ昔、私が初めて病院に行ったお話しです。

今から20年前、そして、リウマチの初期症状がでてから1年後、やっと病院にいくことを決意した私。が、今まで1人で病院に行ったことがない私にとっては一大事!どこの病院で何科に行けばいいのかわからず、一度、保健室の先生に相談に行くことに。先生には見てわかりやすい指の関節の腫れを見せ、

私 「先生、病院どこにいけばいいですか?」

先生「え~なんだろう。」

  「東京みたいな寒いところ初めて?」

私 「はい、そうです。」

先生「じゃあ、しもやけかな?」

私 「...えっ?」

当時、ある意味疑うことを知らない私は、保健の先生のお言葉をうけ皮膚科へ。でもって小さな病院へ行くと「こりゃ皮膚科じゃないわ!紹介状書いてあげるから整形外科に行って!」と、なぜお前はここに来たんだ!と言わんばかりに驚かれたのを覚えています。今となっては、かなり笑える話しで、皮膚科騒動として私の記憶の中で語り継がれています。

と、話しを戻し、さっそく大きい病院の整形外科へ行った私は、血液検査とレントゲンをとり、いざ診察!しかし、血液検査結果がでる前での診察になり、この時点ではリウマチと診断されず、最終結果は1か月後の再診に持ち越しへ。この時、先生は「リウマチではないだろう」と言葉を残しています。その理由としては、①レントゲンでは骨の破壊は見受けられない②まだ若いとのこと。しかし、再診の際に「関節リウマチ」であると診断され、私は最終的に膠原病・リウマチ内科に通院することになりました。(病院によって科名は違異なると思いますが、リウマチ科というのがあるのには驚きました。)

私がこの経験から学んだことは、

  • 関節の痛みは、まず整形外科にいく
  • 診断までに時間がかかる可能性がある
  • 若いとリウマチだと思われにくい
  • リウマチ専門の科もある

私が初めて病院に行ってからリウマチと診断され、リウマチの治療に入るまでに2か月かかりました。皮膚科が少し余計でしたが(笑)。若いしリウマチではないだろうという判断からなのか、再診まで1か月、その後、リウマチ内科の予約まで1か月と時間がかかっています。(今はもっと改善されていると思います。)この頃には、私の右手人差し指と中指の第二関節は変形し、手のひら側に90度曲がっていました。大学生の私には、その変形は小さくも精神的に大きくツライものでした。

治療過程で、主治医の先生に「リウマチ患者の中には、精神的な病気になる方もいるので、気をつけてくださいね。」と言われたことがあります。当時は理解できませんでしたが、今なら少しわかります。

見た目ではわからない痛みが全身を襲い、立ち上がることができない、早く歩けない、電車で立つのがツラい、指が痛くて字が書けない、日常生活がうまく過ごせない。自分自身にも苛立ち、仕事で迷惑をかけてるとマイナス思考になる。精神的にキツイなぁと思うことが実際ありました。

だからこそ思うのは、痛みや変形が悪化する前に治療にかかれるよう、早めの病院に行くこと!リウマチの治療ができる身近な病院も増えています。考えすぎず、痛みや不調を感じたらすぐに行動をおこしてほしい、あの頃の自分にもそう言いたいものです。